私が格安スマホに変えたら父親もガラケーから格安スマホに変えると言い出しました。
しかし、どうやら父親は自分で電話帳の移行をやる気がないようで全部押し付けられました。
自分のときの電話帳は手作業で地道に移行したのですが、さすがに父親の分はめんどくさい。
そこでminiSDとmicroSDを使った電話帳の移行を実践しました。その際の移行方法を紹介します。
このページの目次です。
メモリーカードの種類
ガラケーは製造年によって電話帳を記憶するメモリーカードが違います。
- 2003年~2005年までがminiSD
- 2005年~現在までがmicroSD
ご自身のガラケーがどのメモリーカードに対応しているかはケータイのメモリーカードの差し込み部分に書かれています。
もし、書かれていないならGoogleやYahoo!で「(あなたの)機種名 仕様」で検索するとすぐにわかると思います。
父親のガラケーは差し込み部分にminiSDと書かれていたのでminiSDを使った電話帳の移行になります。
そのため今回説明していく内容はminiSDを使った電話帳の移行方法になるのですが、microSDの方でも電話帳の移行方法は同じです。
miniSDは古い規格なのでスマホにそのまま電話帳を移行させることができません。
そこで一旦ガラケーの電話帳をminiSDに記憶させて、miniSDの電話帳データをmicroSDに移行させます。
microSDの方はminiSDのところを飛ばせば同じように電話帳を移行させることができます。
メモリーカードの価格
- miniSD 1,500円
- microSD 1,000円以下
- カードリーダー 100円
容量は一番少ないので大丈夫です。
miniSD
miniSDはmicroSD変換アダプタも必要になります。
電話帳の移行作業でカードリーダーを使うときminiSDは規格が古いので読み取れません。そこでmicroSDに変換してデータ移行します。
私がminiSDを購入した時は楽天市場でmicroSD変換アダプタ付きを1,500円で購入しました。
AmazonだとmicroSD変換アダプタは別売りになっています。
価格はamazonだと以下の通りで楽天市場より高いです。
- miniSD→約2.500円
- microSD変換アダプタ→約500円
miniSDは古い規格なので全体的に取り扱いが少なく、価格が高めです。
→楽天市場
→Yahoo!ショッピング
私が購入したminiSDです。楽天市場とYahoo!ショッピングで販売しているお店は同じです。256MBと128MBの値段は同じなので256MBの購入をおすすめします。でも在庫数が256MBのほうが少ないので売り切れの場合は128MBでいいと思います。
microSD
microSDはAmazonで16GB・680円で売っています。
私は昔ドコモでケータイを買ったときに付いてきたmicroSDを使用しました。皆さんも探せばmicroSDを持っているかもしれません
カードリーダー
カードリーダーは100均のダイソーで売っています。しかし、ダイソーのスマホ周辺機器は口コミを見ると「使えない」のオンパレードなので不安かもしれません。
でも、一応試してみる価値があります。 100円ですからね。
私も過去にダイソーで充電&データ転送USBケーブルを買って写真をパソコンに取り込もうとしたら認識すらしてくれなかった思い出があります。
でも、今回買ったカードリーダーは一発で読み込んでくれました。
ダイソーでカードリーダーを買うときは差し込むところの基盤が歪んでないか確認して購入してください。口コミで差し込めないと嘆いていた人がいたので要注意です。
もし、ダイソーのカードリーダーが認識してくれなかったらAmazonで500円~1,000円以下で購入できます。
電話帳の移行手順
miniSDに電話帳をコピー
ガラケーにminiSDを差し込んで電話帳をコピーします。
電話帳のコピー方法は機種によって多少違いますが、「設定」のところを一つずつ見ていくか、「電話帳」あたりの設定項目にあるはずです。
父親のガラケーだと設定から次の手順で電話帳をコピーできました。
- 詳細な機能・設定
- miniSDカードを使う
- miniSDに本体のデータを保存する
ガラケーがmicroSD対応でも同じようにmicroSDに電話帳をコピーします。
ただ、次の作業手順はminiSDと異なり「スマホにインポートする」になります。
電話帳をパソコンに移す
ダイソーで買ってきたカードリーダーを使います。
カードリーダーにminiSDを差し込み、内蔵されているUSBをパソコンにつなげます。
カードリーダーは質感が完全におもちゃなのでminiSDを差し込むとき壊れるんじゃないかと心配になりましたが大丈夫でした。
カードリーダーをパソコンにつなげたらminiSDにコピーした電話帳をパソコンに移します。
miniSDにコピーした電話帳は「SD_PIM」フォルダに入っています。
この中身をコピーしてパソコンのデスクトップなどに一次的に置いておきます。
- PIM_DATE.PIM
- PIM00001.VCF
ガラケーがmicroSDの方はこの行程をする必要がありません。パソコンを使わず直接スマホに電話帳を移行できます。
microSDに電話帳を移す
カードリーダーに差していたminiSDをmicroSDに差し替えます。差し替えの際には「安全な取り外し」を利用してください。データの破損を防ぐ効果があります。
ダイソー製なので用心するに越したことはありません。
安全な取り外しはUSBメモリと同じです。パソコン右下の通知領域に「ハードウェアを安全に取り外してメディアを取り出す」があるのでクリックして実行してください。
microSDに差し替えたらデスクトップなどに一時保存していた電話帳を移します。
電話帳を移す際は何かのフォルダに入れる必要はありません。そのまま入れてください。
スマホにインポートする
電話帳を移したmicroSDをパソコンから安全な取り外しで外します。
その後はmicroSDをスマホに差し込みます。差し込み場所はスマホによって異なるので「機種名 microSD 差す場所」などで探してください。
microSDをスマホに差し込んだら次の手順を踏みます。
連絡先→設定→インポート/エクスポート→SDカード
これで電話帳の移行が完了です。
電話帳の文字化けがある場合
一部の方のスマホでは電話帳の移行後に文字化けが見られるそうです。
そのため電話帳の移行が完了した後に文字化けがないか確認してください。
もし、電話帳が文字化けしていたらガラケーとスマホで使用されている文字コードの違いが原因だと思われます。
私が電話帳の移行をしたときは文字化けになりませんでした。
文字化けの直し方
文字化けを直すには電話帳データの文字コードを変更する必要があります。
文字コードを変更するにはテキストエディタが必要なのでスマホに「Jota Text Editor」をGoogle Playからインストールします。(他のエディタアプリでも可能)
インストールが終わったスマホにmicroSDを入れた状態でJota Text Editorを開きます。
Jota Text Editorの「メニュー」から「開く」を選択し、電話帳データ(PIM00001.VCF)を開きます。
電話帳データを開いたら「メニュー」の「名前を付けて保存」で 文字コードのところを「元ファイルに従う」から「UTF-8」に変更します。
これで文字コードの変更が終わりました。連絡先からまた電話帳をインポートすると文字化けが直っています。
パソコンでも電話帳データの文字コードは変更できます。エディタもしくはメモ帳で電話帳のVCFファイルを開いて文字コードを「UTF-8」に変更。
電話帳データ(VCFファイル)が見つからない場合
Jota Text Editorの「メニュー」から「開く」を選択し、電話帳データ(PIM00001.VCF)を開きます。
この部分ですね。電話帳データ(PIM00001.VCF)どこ??って方は最初からやり直しましょう。
microSDを挿し込んでから次の手順を踏んでください。
- ファイル
- 本体
- SDカード
SDカード内にある電話帳データ(以下の2つ)をコピーします。そして画像の(3)にある内部ストレージに貼り付けします。
- PIM_DATE.PIM
- PIM00001.VCF
SDカード内に電話帳データがない場合はガラケーから電話帳をコピー出来ていません。
そしてもう一度、Jota Text Editorの「メニュー」から「開く」を選択し、電話帳データ(PIM00001.VCF)を開きます。
あとは同じように「メニュー」の「名前を付けて保存」で 文字コードのところを「元ファイルに従う」から「UTF-8」に変更します。