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HUAWEI honor8
ディスプレイ
スクリーンサイズ | 5.2 インチ (Gorilla Glass 3) |
画面解像度 | 1080×1920 (FHD,IPS) |
サイズ | 縦145.5 幅71.0 厚さ7.45 mm |
重量 | 153 g |
カメラ
背面カメラ画素数 | 1200万画素 (開口部F2.2,AF) |
前面カメラ画素数 | 800万画素 (開口部F2.4,FF) |
ハードウェア
CPU | Kirin 950 オクタコア (4x2.3GHz + 4x1.8GHz) |
メモリ | 4GB RAM |
ストレージ | 32GB |
外部ストレージ | MicroSD 最大128GB |
電池容量 | 3000mAh (急速充電 9V/2A対応) |
SIMサイズ | nano SIM |
SIMスロット | nano SIM ×1 microSD ×1 |
接続性
コネクター | Wi-Fi:802.11 a/b/g/n/ac準拠 (2.4/5.0GHz) Bluetooth 4.2 USB Type-C (OTG対応) NFC テザリング最大接続台数:8台 |
センサー | GPS/AGPS/Glonass 加速度センサー 電子コンパス ジャイロセンサー 環境光センサー 磁気センサー 指紋センサー+スマートキー 赤外線リモコン対応 |
ネットワーク | FDD-LTE:B1/2/3/4/5/7/8/12/17/19/20 TDD-LTE:B38/40 LTE CA cat6:B1+B19/B3+B19/B1+B8 W-CDMA:B1/2/4/5/6/8/19 GSM:850/900/1800/1900MHz |
その他の機能
防水・防塵 | - |
おサイフケータイ | - |
ワンセグ/フルセグ | -/- |
au VoLTE | - |
各部位の名称と配置
右側面
- 電源ボタン
- 音量ボタン
左側面
- SIMカードスロット
上部
- 赤外線
- サブマイク
下部
- イヤホンジャック
- USB TypeCポート
- マイク
- スピーカー
裏面
- デュアルレンズカメラ
- レザーフォーカス
- デュアルトーンフラッシュ
- 指紋スキャナー
背面は15層のマイクロパターン
honor8は15層のマイクロパターンで作られています。そのため光のあたる角度でスマホの輝き方(反射)が変わります。
光の強いライトでhonor8の裏面をいろいろな角度から照射したところ、たしかに輝き方が変わりました。
しかし、honor8は表面がツルツルしていて滑って落としそうになるので裸ではなくケースや手帳カバーなどに入れて使ったほうがよさそうです。
honor8の各部位を撮影する際に黒い箱の上に置いて撮影したのですが、本体が黒い箱の外に少し出ている写真のときはすべって何度か下に落ちました。
それにポケットに入れていて座ったときに滑ってポケットから落ちたりしました。かなり表面はツルツルしています。
指紋も触ったところからすぐにベッタリ付くのでやっぱりケースや手帳カバーは必須です。
指紋スキャナーは指を置いて0.4秒でロック解除
指紋認証は早くて正確です。HUAWEIによると指を置いてわずか0.4秒でロックを解除できるとのこと。
実際に試してみると背面の指紋センサーに指を置くと一瞬でロックが解除される。0.4秒は嘘ではない感じ。
また、指紋認証のエラーがほぼないです。指の向きとか関係なくロックを解除できます。使っていて不愉快になる感覚がありません。
指紋認証の登録方法
設定アプリ > 指紋ID > 指紋管理
指紋登録の前に「PIN」または「パスワード」のどちらかを選択して、指紋以外でロックを解除できるようにもしておきます。PINは4桁の数字。パスワードは数字と文字。PINのほうが簡単です。
そのあとは、指紋センサーに指を押し付けて指紋の登録を行います。指を一回押し付けただけでは指紋登録ができないので何回も同じ指を押し当てて登録します。登録が終われば名前を付けてオッケーが押せます。指紋の登録は5つまでできます。
指紋センサーを利用したスマートキー
hono8の指紋センサーはクリック感のある物理ボタンになっています。「ボタンを押す」「2回連続で押す」「長押しする」の3パターンに1つずつアプリを割り当てることができます。
設定方法は[設定アプリ > スマートアシスト >スマートキー]
スマートキーはスリープ状態からでも利用できますし、電源が入っているときにアプリの切り替えにも利用できます。どの状態からでも利用できるのでよく使うアプリを登録しておくことで簡単に使えるようになります。
また、おすすめの使い方として、カメラアプリを登録しておくと急なシャッターチャンスに素早く対応できます。honor8は指紋センサーに触れると写真を撮ることができるので、ロックを解除してカメラを起動してシャッターを押すまで指紋センサー1つで完結できます。
honor8の対応周波数
- FDD-LTE:B1/2/3/4/5/7/8/12/17/19/20
- TDD-LTE:B38/40
- LTE CA cat6:B1+B19/B3+B19/B1+B8
- W-CDMA:B1/2/4/5/6/8/19
- GSM:850/900/1800/1900MHz
ドコモ系格安で重要なのは「FDD-LTE」のB1/B19と「W-CDMA」のB1/B6です。honor8はすべてに対応しているので快適に使えます。
FDD-LTEでB3もあると東京・名古屋・大阪の人に限定して恩恵があります。
au系格安SIMでは「FDD-LTE」のB1/B18またはB26が重要です。しかしB1しか対応していないので使えないとみていいでしょう。電波がキャッチできる場所もあると思いますが、実用的はありません。
それにHUAWEI Japan公式のhonor8スペック欄にはKDDIは非対応だと書かれているのでドコモ系格安SIMで使うことを前提に作られたスマホになります。
本端末はKDDIの移動体通信網を利用した通信サービスには対応しておりません。 それらの通信サービスのSIM でのご利用については、当社では一切の動作保証はいたしませんので、あらかじめご了承ください。
参考http://consumer.huawei.com/jp/mobile-phones/tech-specs/honor8-jp.htm
AnTuTu benchmark v6.2.7
honor8はAnTuTu benchmark v6.2.7でスコアが91564です。ベンチマークの結果を見る限りでは同じ価格帯のスマホより性能が高いことがわかります。また、メモリが4GBですので、アプリを同時に動かしても余裕を持って動かせます。
SIMカードスロットはnanoSIMとmicroSDだけ
honor8のSIMカードサイズは「nano SIM」です。本体のSIMカードスロットは2IN1仕様で「nano SIM」と「microSD」を1枚ずつ入れることができます。
microSDを入れるスロットがあってもmicroSIMは入りません。
ダブルレンズカメラ
honor8のカメラはデュアルカメラでモノクロセンサーとカラーセンサーの2つのセンサーを搭載しています。
モノクロセンサーは被写体の陰影や輪郭情報を、カラーセンサーは色彩情報を捉えます。その2つの情報を融合することで被写体のディテール、色彩美をしっかりと描写した写真が撮影できます。
カメラが立ち上がったらすぐに撮影を開始できるのですが、画面を右にスワイプすると「カメラモードの変更」になり、画面を左にスワイプすると「カメラ設定」を変更することができます。
カメラモード変更では、以下のように用途ごとに最適なモードが用意されています。ワイドアパーチャは写真モードの中にボタンがあります。
- 写真
- プロ写真
- 動画
- プロ動画
- ビューティー(パーフェクトセルフィー)
- ビューティービデオ
- HDR
- 夜間撮影
- ライトペインティング
- コマ抜き
- スロー
- ウォーターマーク
- 写真音声
- 文章スキャン
- ナイスフード
- パノラマ
過去に前機種のhonor6 plusでは「ライトペインティング」「夜間撮影」「ビューティー」「ワイドアパーチャ」を紹介しましたが、honor8ではあらたに「プロ写真」や「プロビデオ」、「文章スキャン」、「ナイスフード」が追加されました。
例えばプロ写真モードに切り替えると測光モード、ISO感度、シャッタースピード、露出補正、フォーカスモード、ホワイトバランスの6つの設定が変更できるようになります。
画面上ではアイコンだけで何が何なのか判断できないと思うの、その場合は画面右上にある「iマーク」(android7.0の場合)を押せばアイコンの説明が見れます。
android6.0とandroid7.0ではUIが異なります。
ただし問題点が1つあってプロ写真モードの設定をいろいろと変更していると本体のカメラ部分がものすごく熱くなります。熱くなるのはカメラ部分だけで本体は冷たいままなので動作に支障はありませんが、ちょっと怖いので短時間の使用でしか使えない残念な仕上がりです。
気のせいかもしれませんがAndroid6.0よりandroid7.0のほうが熱くなりにくいのでプロ写真を使うならandroid7.0にアップデートして利用したほうが良いです。
バッテリー容量と耐久テスト
honor8のバッテリー容量は3000mAhです。付属のACアダプターで急速充電(9V/2A)に対応しています。
ファーウェイの消費電力試験によると使用時間は次のようになっています。
- 連続使用時間:約390時間 (LTE)
- 連続通話時間:約17.5時間 (W-CDMA)
この数字はあくまでも目安です。しかも大抵、誇張というか、無駄を省いた上での数字になるので実際に「YOUTUBE」「abemaTV」「radiko」の3つで1時間ほど使ってみてバッテリー消費量を計測してみました。
計測する上で、以下の環境にしています。基本的にバッテリー消費するものはすべてONにしています。
- 計測するアプリ以外を停止
- 省電力設定をしない
- 画面の明るさは50%
- 音量は1/3で出力
- Bluetoothはオン
- 自動同期はオン
- Wi-Fiはオン
- GPSはオン
- NECはオン
- YOUTUBEの画質は480P
- abemaTVの画質は自動で最適化
- radikoは音量のみ出力で画面オフ
YOUTUBE
android6.0 [67%→54%]13%/1h
android7.0 [41%→29%]12%/1h
abemaTV
android6.0 [85%→69%]16%/1h
android7.0 [26%→10%]16%1h
radiko
android6.0 [91%→88%]3%/1h
android7.0 [52%→49%]3%/1h
満充電までの時間
充電切れでシャットダウンしたあとに満充電までの時間を計測しました。充電機器はhonor8付属のACアダプタとUSBケーブルを使っています。honor8はUSB-typeCポート仕様なので充電器を挿し込む方向は裏表ありません。
充電開始30分後→52%
充電開始1時間後→86%
充電開始1時間10分→90%
充電開始1時間20分→93%
充電開始1時間30分→96%
3000mAhのバッテリーが約1時間40分で満充電になりました。付属のACアダプタは9V/2Aの急速充電に対応しているのでかなり早いです。充電開始後の30分で52%まで充電が回復しているのは目を見張りますね。
バッテリー交換の可否
バッテリーは内蔵タイプなので自分で交換は無理です。そのためファーウェイのほうに送って電池交換してもらう方法しかありません。
ちなみにファーウェイの「参考修理料金の検索」では電池パック(内蔵電池をのぞく)が2,000円と表示されますが、内蔵タイプのバッテリーは該当しないので別料金が必要です。
画像解像度を下げて省電力に可能
HUAWEI製のスマホを使ったことのある人はご存知でしょうが、端末管理アプリにて省電力設定が可能です。
honor8の前機種(honor6 plus)までは「電源プラン」に以下の電力設定が可能でした。
- 「ウルトラ省電力」電話とメッセージに機能を限定した省電力動作
- 「スマート」パフォーマンスと省電力をバランスした動作
- 「パフォーマンス」パフォーマスを優先した動作
honor8からは上記の電源プランに加えて画像解像度も下げて省電力化することができるようになりました。
honor8は通常1920×1080の解像度ですが、これを1280×720に落とすことができます。
画面解像度を落して実際にどの程度の省電力になるのかは測定していませんが、試しに1920×1080と1280×720に落とした画面のスクリーンショットを並べてみます。
ほとんど差がないように感じますね。一応、高画質1920×1080のほうは15MBで低画質1280×720のほうは10.8MBなので差があるにはあります。
一般的に動画や画像を見る際には解像度が非常に重要になりますが、普段使いなら解像度を下げても特に違いに気が付きにくいのでバッテリーの持ちを重視するなら解像度を下げた状態にしておくのがおすすめです。
視力保護モードでブルーライトをカット
「設定アプリ「>画面>視力保護」で画面のブルーライトをカットして目の疲れを軽減することができます。視力保護モードが有効なときはステータスバーに目のアイコンが表示され、画面が黄色がかった色になります。
なお、視力保護モードで黄色がかった画面でスクリーンショットを撮っても通常の画面色で保存されます。
ナックルジェスチャーとスクロールショット
「設定アプリ>スマートアシスト<モーションコントロール<ナックルジェスチャー」をオンにしたあと指関節でしっかりと画面を2回たたくことでスクリーンショットを簡単に撮影することができます。
しかもスクリーンショットを撮った後に指関節で必要な部分だけをなぞりながら範囲指定(丸を書く)すると、範囲指定したところだけのスクリーンショットが撮影できます。
さらにスクリーンショットを撮影後に「共有」「編集」「スクロールショット」が下部に表示されるのでスクロールショットを選択すると通常の画面サイズよりも長いスクリーンショットを撮影することができます。指関節で画面上に「S」を描画しても同じことができます。
画面分割ジェスチャー
ナックルジェスチャーと同じで、指の関節で画面上を叩いて指の関節を離さずに横にスライドさせると「青い線」が現れます。
この青い線で画面を分割させることができます。例えば画像のように、上部にバッテリーミックスアプリを表示させながら下部に設定アプリを表示させて両方同時使うことができます。
honor8はメモリが4GBなのでゲームアプリの同時使用でも快適に利用できます。
「設定アプリ>スマートアシスト<モーションコントロール<画面分割ジェスチャー」でオンに設定すると使えます。デフォルトではオン設定です。
honor8を使っていて気が付いたこと
android7にしたらバッテリーの異常消費があった
honor8をandroid7にアップグレードして二週間後のある日に突然バッテリーの消耗が急激に早くなりました。
具体的には充電が50%以上ある状態でウルトラ省電力モードにして半日置いておいたらバッテリー切れを起こしていました。
android7にしたばかりにときはバッテリーに異常が見られずに普通だったのですが、本当に突然です。何が原因で異常なバッテリー消費が起きたの皆目見当がつきません。
ウルトラ省電力モードはバックグラウンドアプリを閉じるのでアプリがバックグラウンドで暴れていたわけではないはずですからね。
困ったのでネットで対処法を探してみると次の2つが出てきました。
- Googleカレンダーをインストール
- データの初期化
データの初期化はスマホに問題が起きたときの対処法として定番ですよね。でも、もう一つのGoogleカレンダーのインストール(または再インストール)は聞いたことがないです。
でも一応試して損はしないですからこの2つを試してみました。そしたらバッテリーの異常消費がなくなりました。念のために一ヶ月ぐらい経過観察していますが、どうやらバッテリーは落ち着いてくれたようです。
あと、この際だからと設定も少しイジリました。端末管理→データ通信→データセーバーで普段使わないアプリを切りました。