ドコモ・au・ソフトバンクで今使っている電話番号を格安SIMへそのまま移行する「MNP」のやり方について紹介します。
実際に私がドコモから楽天モバイルに移行する際の実体験も含まれています。
ドコモ以外の方もMNPする方法は「MNP予約番号を取得する方法」しか違わないので基本的なやり方はまったく同じです。
このページの目次です。
キャリアから格安SIMへのMNP乗り換えで用意するもの
MNPに必要なもの
- 自分名義のクレジットカード
- メールアドレス
- 本人確認書類
- スマホまたはガラケー
- MNP予約番号
用意する順番としてはクレジットカードを一番最初にしてください。作るのに1週間ぐらいかかるので早めに用意しないとのちに用意するMNP予約番号の有効期限(15日)が無駄になります。
メールアドレス・本人確認書類・スマホはすぐに用意できると思うのでクレジットカードを申し込んだ後でゆっくり用意すればクレジットカードが届くころには用意できています。
そして最後にMNP予約番号を用意してください。MNP予約番号は有効期限が15日しかないので取得してすぐに格安SIMに申し込みしないと間に合いません。SIMカードの郵送期間も含むわけですからね。
クレジットカード(作成に要審査)
クレジットカードは1カ月の間に使った合計金額を次の月に支払う「後払い」できるカードです。そのためクレジットカードを作る際には入会審査があります。
入会審査の内容は過去と現在の金銭関係を調べてその人がどういうお金の使い方をしてきたのかを調べて信用に値するかを決めます。過去に借金があったり、携帯電話の料金を滞納した経験がない方であればだいたい作れます。
クレジットカードは発行元の会社によって作成難易度が変わるのでクレジットカードを今まで持っていなくて初めて作るのであれば私のよう「楽天カード」を作ったほうが良いです。
この楽天カードは作成難易度が低いクレジットカードなのでフリーターや主婦の方でも申し込み時に世帯年収がある程度あれば作れます。
楽天カードに申し込んでクレジットカードが作れなかった方はYahoo!Japanカードなどを再度申し込みしてください。このYahoo!Japanカードも作成難易度が低いクレジットカードです。
もし、クレジットカードがすべて審査落ちしたのであれば、諦めて口座振替に対応した格安SIMかデビットカードに対応した格安SIMを探してください。
私が一番最初に申し込んだ「楽天モバイル」は楽天銀行のデビットカード機能付きキャッシュカード(JCB)に対応しています。楽天銀行のデビットカード機能付きキャッシュカードは国際ブランドがJCBだと無料で作れます。
メールアドレスは捨てアドでOK
メールアドレスはYahooメールやGmailなどで無料にて作れます。私はYahooメールの捨てアドを使って登録しました。
このメールアドレスには格安SIMに申し込んだあと手続きの案内が届きます。案内の中身は本人確認書類のアップロードをするためのURLが記載されています。
本人確認書類(マイナンバーは使えない)
本人確認書類は格安SIMに申し込むときの情報(名前・住所・生年月日)と一致していないといけません。本人確認書類に使える書類は次の通り。
- 運転免許証
- 身体障がい者手帳
- 在留カード
- 外国人登録証明書
- 日本国パスポート
- 精神障がい者保健福祉手帳
- 特別永住者証明書
- 住民基本台帳カード
- 国民健康保険・健康保険証
私は九州の熊本という田舎に住んでいるので車が必須。だから運転免許証を本人確認書類として使いました。
国民健康保険・健康保険証で本人確認する場合と現住所が本人確認書類と違う場合は次のいずれかの補助書類1点も必要になります。
- 住民票
- 公共料金領収証
大学生で一人暮らししているけど、住所移してないわーって人が当てはまります。
スマホで本人確認書類を撮影してアップロード
格安SIMに申し込みをしたあとメールアドレスに手続きの案内URLが届きます。このURLをクリックして進むと本人証明書類のアップロードを求められます。
アップロードの仕方はまず本人確認書類をスマホで撮影しておきます。あとは「ファイルを選択」をクリックして撮ったばかりの写真を選択すればアップロード完了です。
私が楽天モバイルで本人確認書類をアップロードした際にはガラケーでした。そのためガラケーで運転免許証の両面を撮影してパソコンのメールアドレスに送ってパソコンからアップロードするという面倒な手順を踏みましたがガラケーユーザーでも本人確認書類をアップロードできます。
スマホを持っている方はスマホから本人確認書類をアップロードできます。より詳しいアップロード方法はメールの内容に記載されています。楽天モバイルだと動画での解説もありました。
MNP予約番号の取得方法
MNP予約番号は最後に用意してください。MNP予約番号を取得する前にまずは「必要なもの」をすべて確認してください。
MNP予約番号には有効期限が15日と設定されているためお申し込み時点で残りの有効期限が10日以上残っている必要があります。楽天モバイルに申し込んだ際にはMNP予約番号の有効期限を入力する項目がありました。
「必要なもの」の確認が終わったらMNP予約番号を取得します。
MNP予約番号は今使っている電話番号をそのまま別の電話会社で使うために必要な番号です。MNP予約番号の取得方法はドコモ・au・ソフトバンクでそれぞれ取得先が違います。また、取得方法も数種類用意してあります。
MNP転出手数料はドコモ・au・ソフトバンクとも一律で2,000円です。
ドコモ
- My docomo(dアカウントを作成)→ドコモオンライン手続き→携帯電話番号ポータビリティ予約
- 携帯からかけるときの電話番号→115番
- 固定電話からかけるときの電話番号→0120-800-000
- ドコモショップの窓口
私はドコモから格安SIMにMNPして乗り換えたので、
My docomo(dアカウントを作成)→ドコモオンライン手続き→携帯電話番号ポータビリティ予約
のネットからMNP予約の手順を踏みました。その際にすごく紛らわしい部分がありました。MNP手続きが完了した後に表示される番号には「受付番号」と「予約番号」の二種類があり、迷いやすくなっています。
受付番号はアルファベットで構成されており、予約番号は数字で構成されています。数字で構成されている予約番号のほうがMNP予約番号となっています。
au
- 電話番号(共通)→0077-75470
- auショップの窓口
auはWEB受付がありません。そのためスマホ利用者は電話やauショップ窓口で取得する必要があります。「MNP予約番号の発行をお願いします」と一言でOKです。
ソフトバンク
- 携帯からかけるときの電話番号→*5533
- 固定電話からかけるときの電話番号→0800-100-5533
携帯から発信する際の電話番号に鼻くそみたいな「*」がありますが、これも入力してください。ソフトバンクはショップ窓口やWEB予約ができません。
MNPの用意ができたら格安SIMへ申し込める
キャリアから格安SIMへ乗り換えるのに必要なものをすべて用意したら好きな格安SIMにMNPで申し込んでください。
申し込んだらSIMカードが届きます。画像は私が楽天モバイルに申し込んだときのSIMカードとスマホセットです。