このページの目次です。
- 1 楽天モバイルのメリット・デメリット
- 2 楽天モバイルの契約プラン
- 3 楽天モバイルの決済方法
- 4 楽天ポイントで支払えるサービス
- 5 月額料金等の支払いに楽天ポイントを使う方法
- 6 楽天モバイルの通話料
- 7 楽天でんわ 10分かけ放題(850円)by楽天モバイル
- 8 楽天でんわ かけ放題と10分かけ放題は標準搭載の電話アプリNG
- 9 楽天でんわ かけ放題と10分かけ放題の通話品質
- 10 楽天でんわ10分かけ放題のバグ
- 11 楽天モバイルのMNPの開通手続き
- 12 楽天モバイルのデータシェア
- 13 楽天モバイルはhttp経由の画像を通信の最適化している
- 14 【2019年6月】楽天モバイルの通信速度
- 15 楽天モバイルのテザリング
- 16 楽天モバイルの高速・低速切り替え
- 17 楽天モバイルの直近3日間の通信速度制限は撤廃されました
- 18 楽天モバイルの高速通信容量オプション (リチャージ)
- 19 楽天モバイルの低速通信(200kbps)で出来ること
楽天モバイルのメリット・デメリット
楽天モバイルのメリットまとめ
- 月額料金が初月無料
- スマホの格安キャンペーンが常時開催
- オプションに10分かけ放題がある
- 口座振替、デビットカード対応
- 楽天ポイントで月額料金を支払える
- 一部を除いてオプションが最大2カ月無料
- 低速通信はデータ容量制限なしで使い放題
※無制限かけ放題は新規受付を終了しました(2017-12-26)
楽天モバイルのデメリットまとめ
- 平日お昼の12時40分は通信速度が激遅
- 通信速度計測アプリをごまかそうとする
- 3G専用端末は使えない
- httpサイトだと勝手に画像が圧縮される
- お問い合わせの待ち時間が長い
※直近3日間の通信速度制限は撤廃された(2017-3-1)
楽天モバイルの契約プラン
データ容量 | 通話SIM | 050データSIM (SMSあり) |
データSIM (SMSなし) |
ベーシック | 1,250円 | 645円 | 525円 |
3.1GB | 1,600円 | 1,020円 | 900円 |
5GB | 2,150円 | 1,570円 | 1,450円 |
10GB | 2,960円 | 2,380円 | 2,260円 |
20GB | 4,750円 | 4,170円 | 4,050円 |
30GB | 6,150円 | 5,520円 | 5,450円 |
- 通話SIM → 電話とネットとショートメールが使える
- 050データSIM(SMSあり) → ネットとショートメールが使える
- データSIM(SMSなし) → ネットのみで電話とショートメールは使えない
契約プランのデータ容量は例えば3.1GBだと月にデータ通信を3.1GBまで利用できます。3.1GBを超えるデータ通信は通信速度が速度規制されるだけで追加料金などは一切ありません。
要は、昔のケータイだとパケ放題にしていないと使えば使うほど料金が高くなっていましたが、それがありません。
通信速度が速度規制されるとネットが快適に使えないだけで、ネットを使うこと自体はできます。そういった意味では契約プランに関係なく使い放題とも言えます。
通信速度が規制された状態(低速通信)での使用感は後述しています。ベーシックプランはこの通信速度が規制された状態のプランです。
- 事務手数料 3,394円(税込3,665円)
- 月額料金は初月無料
- 余ったデータ容量は繰り越しできる(前月分のみ)
- 同一プラン内のデータ容量変更は無料
- 各種SIMの変更またはSIM間でのデータ容量の変更は一旦解約して再度、新規契約が必要
私は通話SIMの3.1GBプランで楽天モバイルと契約しているので月々の支払いは月額料金の1,600円と使った分の通話料です。
契約プランは人によっておすすめが異なりますが、ほとんどの人は3.1GBで十分です。SNSやLINEをやる程度なら3.1GBでも容量が余ります。
しかし、オンラインゲームを長時間やるような使い方をするのであれば3.1GBではなくて「10GB」、「20GB」、「30GB」の中から選ぶのがおすすめになります。同一プラン内(通話SIMなら通話SIM内)のデータ容量変更は無料なので最初はとりあえず使ってみて、使った後で足りないのか、足りるのかを実際に確認して契約プランを変更して使うのもいいと思います。
楽天モバイルの決済方法
- クレジットカード
- 楽天銀行デビットカード
- スルガ銀行デビットカード
- 口座振替(手数料:毎月100円税別)
デビットカードはスマホの分割購入ができません。一括購入のみとなります。口座振替は商品の購入に使えないのでスマホの分割購入も一括購入もできません。
ただし、楽天ポイントを利用してスマホの一括購入はできます。楽天ポイントは一回の支払いに30,000ポイントが上限なので3万円以下の機種なら一括購入できます。
また、代金引換を利用すれば端末代の上限なしで一括購入することができます。なお、楽天ポイントと代金引換の併用は不可能です。
私はクレジットカードの「楽天カード」で支払いをしています。楽天モバイルだから楽天カードだと何かしらメリットがあるのかと言うと特にありません。
端末の分割購入の際に分割手数料が掛からないようになっていたり、ポイントが付きやすくなるだけです。
楽天モバイルの請求内容

私のときは事務手数料が3,000円でした
私の楽天モバイルからの請求内容を公開します。初めて楽天モバイルに申し込んだ後に、クレジットカード等の利用明細と請求内容を照らし合わせる時に役立ててください。
1カ月目に請求される項目
- 事務手数料
- 通話料(利用した場合のみ)
- SMS使用料(利用した場合のみ)
- ユニバーサルサービス料
- オプション代金(加入した場合のみ)
1カ月目は初月無料の特典で3.1GBの月額料金は請求されません。
私の場合は、事務手数料(当時3,000円)とユニバーサルサービス料の3円で合計3,243円(税込)でした。通話、SMS、オプションの使用がなかったためこの金額になりました。(今は事務手数料が改定で3,665円税込になっています。)
2カ月目から請求される項目
- 月額料金 (3.1GBなら1,600円)
- 通話料(利用した場合のみ)
- SMS使用料(利用した場合のみ)
- ユニバーサルサービス料
- オプション代金(加入した場合のみ)
2カ月目からは月額料金が新たに請求内容に加わりますが、事務手数料が初回のみの請求なので、3.1GBの月額料金とユニバーサルサービス料を合わせた1,731円(税込)が請求内容になっています。通話、SMS使用料、オプションは未使用です。
端末のセット購入をした場合は、クレジットカードの引落日に代金が支払われます。楽天モバイルの引落日とは違います。
また、オプション代金についてですが、終了日未定のキャンペーンで最大2カ月間無料になっている場合があります。
楽天ポイントの貯まり方
楽天モバイルは月額料金の支払いで100円につき1ポイント貯まります。楽天カードで支払えば楽天カード分のポイントも合わさって100円につき2ポイント貯まります。
1ポイント1円
また、楽天市場の話になりますが、楽天モバイルの通話SIMに限り楽天市場の全商品がポイント+1倍になります。
楽天カードのポイント3倍UPを合わせて5倍ポイントが貯まります(デフォルトのポイント1倍含む)。楽天市場アプリ使えばさらにポイント+1倍。合計でポイントが6倍も貯めれます。
楽天ポイントで支払えるサービス
口座振替で支払いをしている方は各種サービスを楽天ポイントで支払うことができません。この「楽天ポイントで支払えるサービス」はクレジットカードとデビットカードで支払いをしている人が対象の内容です。
楽天ポイントで支払いできる
- 事務手数料
- 月額料金
- 通話料金(標準搭載の電話)
- 端末購入の一回目の支払い
- オプションの料金
- ユニバーサルサービス料
- 契約解除手数料
- MNP転出手数料(楽天モバイルから他社に移行する場合)
- 10分かけ放題オプション
- 楽天でんわの利用料
楽天ポイントで支払いできない
- 端末分割購入の1回目以降の支払い
スマホの購入代金は一括払い・分割払いのどちらでも楽天ポイントで支払うことができます。ただし、分割購入の場合は最初の一回だけポイント払いできて、1回目以降の毎月の端末割賦料金は楽天ポイントで支払うことができません。
- 一度に利用できる楽天ポイント数は30,000ポイントまで。楽天キャッシュは10万円まで。楽天市場と同じです。
- ポイント保有数またはポイント利用上限を超えた場合は楽天キャッシュを利用できます。
- 期間限定ポイントも支払いに利用できます。優先的に使われます。
月額料金等の支払いに楽天ポイントを使う方法
楽天モバイルは月額料金の支払いで楽天ポイントが100円につき1ポイント貰えます。この貰った楽天ポイントは月額料金等の支払いに使えます。
1ポイントで1円なので楽天ポイントを貰わなくても大して変わりませんが、楽天ポイントを無駄に貯め込むよりはスマホ代の支払いに充てたほうが有意義な使い方になります。
初期設定では楽天ポイントを月額料金等の支払いに使わないよう設定されているので、自分で楽天ポイントを支払いに使うよう設定を変更する必要があります。
楽天ポイントを月額料金等に充てる方法は楽天モバイルの「メンバーズステーション」から設定できます。設定方法は3種類用意してあります。
- 「毎月固定のポイントを指定する」
- 「すべてのポイントを使用する」
- 「ポイントを使用しない」(初期設定)
→「すべてのポイントを使用する」に変更します。
楽天ポイントで支払いが足りない分は登録した決済方法(クレジットカード等)から支払われます。これで楽天ポイントを無駄なく使い切れます。
楽天キャッシュを持っている場合は楽天キャッシュも使えます。ただし、期間限定ポイントと楽天ポイントが優先的に使われます。
楽天モバイルの通話料
楽天モバイルの通話料は1分で40円です。少しでも通話料を安くしたいなら「楽天でんわ」を使うと1分で20円になります。
楽天でんわは電話番号の頭に数字(0037-68-)を自動的につけて発信するダイヤルアプリです。この数字(0037-68-)をつけて発信することで楽天モバイルが用意した電話回線に切り替えて通話することができるので通話料が格安SIMの半額で使えます。
楽天でんわはGoogle playやApp storeで無料インストールできます。楽天モバイルで端末セット購入した場合は最初からインストールしてあります。
楽天でんわを使っても通話料が高くなる方はオプションの「楽天でんわ 10分かけ放題」を追加すると幸せになれます。
10分かけ放題は1回の通話時間が10分以内なら何度でもかけ放題になるオプションです。
以前は無制限かけ放題もありましたが、2017年12月26日をもって新規受付を終了しました。
楽天モバイルは3種類の方法で電話をかけれます。
(1) 10分かけ放題で電話をかける。
別途月額850円のオプションに申込が必要。楽天でんわアプリを使う。
(2) スマホに最初からある電話でかける。
通話料が30秒/20円。
(3) 楽天でんわアプリで電話をかける。
通話料が30秒で10円。楽天でんわアプリを使う。
楽天でんわ 10分かけ放題(850円)by楽天モバイル
10分かけ放題は1回の通話時間が10分以内なら通話料がかからないサービスです。(楽天でんわアプリを使います)回数制限はないので10分以内の通話なら何度でもかけ放題になります。
国際電話は対象外です。
1回の通話で10分を超えた場合は、30秒ごとに10円の通話料が別途かかります。この10分かけ放題はIP電話ではないので通話先(携帯、固定電話)は関係ありません。
私が楽天モバイルを使い始めたときは10分かけ放題が存在しなくて5分かけ放題でした。5分かけ放題の頃は仕事関係や役所関連などで「少々お待ち下さい」と言われたら通話時間が5分を超過するだろうなと思ってちょっと嫌な気持ちになっていましたが、10分かけ放題になって通話時間が倍になったので時間をあまり気にせず非常に使いやすくなりました。多分Y!mobileを意識したんでしょうね。
2018年7月1日から5分かけ放題が廃止されて10分かけ放題に変わりました。
10分かけ放題を追加した楽天モバイルのお支払いイメージ
データ容量 | 音声SIM | 楽天でんわ 10分かけ放題 |
お支払い総額 |
ベーシック | 1,250円 | 850円 | 2,100円 |
3.1GB | 1,600円 | 2,450円 | |
5GB | 2,150円 | 3,000円 | |
10GB | 2,960円 | 3,810円 | |
20GB | 4,750円 | 5,600円 | |
30GB | 6,150円 | 7,000円 |
10分かけ放題は月単位の契約(毎月月末が締め日)のためご利用料金の日割りができません。そのため例えば10分かけ放題を29日に申し込むと31日まで残り2日しかないのに850円の全額料金を支払わないといけません。
ですので、楽天モバイルに申し込むときは日にちを確認して、もし月末なら一度楽天モバイルと契約して月初めになったらメンバーズステーションから10分かけ放題を申し込んだほうがお得です。
- 解約しても日割り計算はありません。
- 電話を月に一度も利用しなくても料金は支払う必要があります。
- 最低利用期間と解約金はありません。
10分かけ放題は何分使えば元がとれる?
10分かけ放題に加入する前の楽天でんわは通話料が半額(10円/30秒)になるアプリです。このアプリで通話料を下げた状態で何分使えば元が取れるか考えます。
楽天モバイルの通話料は30秒20円です。そこから10分かけ放題オプションに加入する前の楽天でんわを使うと30秒10.5円(税込)になります。
30秒10.5円(税込)を計算しやすいように1分に直すと1分21円です。
10分かけ放題の月額料金は850円なので、850円を1分21円で割ると40.47分になります。
850円÷21円=40.47分
結果、10分かけ放題は月に電話を41分以上使うなら元がとれます。
楽天でんわ かけ放題と10分かけ放題は標準搭載の電話アプリNG
楽天でんわのかけ放題と10分かけ放題は電話をかけるとき相手の番号の頭に「0037-68-」をつけて発信しないと適用されません。
そのため電話番号の前に自動で「0037-68-」を付けてくれる楽天でんわアプリを使って電話をかけることになります。
相手の着信には「0037-68-」は表示されません。
端末に初めからインストールされている電話アプリを使って電話をかけると相手の電話番号の頭に「0037-68-」がつかないので通常の通話料が発生します。
また、同じように不在着信の折り返しを通知画面からかける場合も相手の電話番号の頭に「0037-68-」がつかないので通常の電話料金が発生します。
楽天でんわアプリを使って電話をかけるように意識しないと無駄に通話料がかかるので注意が必要です。ホーム画面から標準搭載の電話アプリを消して楽天でんわアプリだけ置くとわかりやすいのでおすすめです。
楽天でんわ かけ放題と10分かけ放題の通話品質
私の父親と姉も楽天でんわを使っているのでときどき楽天でんわを使った電話を受けるときがあります。楽天でんわを使った電話を受けた感想としては別に普通の電話と違いがありません。
要点だけの話で長話しないせいでしょうか、「楽天でんわを使っているよ」と言われなければ楽天でんわと分かりません。そのため私個人的には楽天でんわの通話品質は良いと思います。
ただ、客観性に欠けるのでどう証明しようか考えていたらYOUTUBEに検証動画がありました。検証動画では母親と兄弟に楽天でんわを使った電話をかけて感想を聞いています。
また、楽天でんわから自宅の固定電話に電話して話している内容の通話品質を聞かせてくれます。
検証動画をまとめると以下にような感じです。
スマホからスマホに電話をかけると普通に会話はできるけど、ところどころ一瞬だけ通話が途切れる。
スマホから固定電話は特に問題なし。楽天でんわをIP電話と比較すると雲泥の差ですが、キャリアの電話と比べると若干劣る程度でしょうか。
楽天でんわの通話料は30秒10.5円(税込)です。消費税がかかっているので国内回線を使っているのがわかります。そのため楽天でんわを実際に使わなくてもある程度の通話品質が保証されている事がわかります。消費税かからない場合は海外を経由してるから通話品質悪いです。
楽天でんわ10分かけ放題のバグ
私が10分かけ放題の前サービスである5分かけ放題を使っているときに電話が使えない不具合がありました。旧 5分かけ放題と新 10分かけ放題は通話の仕組みが変わっていないので10分かけ放題の今でも同じように不具合が起こります。
私自身は今はもう対処済みなので10分かけ放題を使っていて通話ができないバグは起きていませんが、新規で楽天モバイルの利用を考えている人はバグの存在を知っておいたほうがいいと思います。
私自身に起きた通話が使えないバグとは以下のようにして起こりました。
楽天でんわを使うために連絡先を開いて名前を選択して発信ボタンを押した時に以下のメッセージが表示されて楽天でんわが使えませんでした。
- 「発信が送れません。上限を超えています。」
- 「通話を切り替えられません。」
楽天でんわの設定を見ても解決できそうな項目がなかったのでお手上げでした。そこで楽天モバイルのカスタマーセンターに連絡してみました。
お問合せ頂きまして誠にありがとうございます。楽天でんわ カスタマーセンターでございます。
【お問い合わせ内容】
「発信が送れません。上限を超えています。」
楽天でんわを使うため連絡先を開いて名前を選択し、発信ボタンを押した時にこのメッセージがでます。この文字が表示されたときは楽天でんわが使えません。解決策はありますか。
【回答】
ご不便をお掛け致しまして申し訳ございません。
ご申告の通知が表示され、発信ができない場合、他の通話アプリの設定により解消されるようでございます。
050番号で発信する通話アプリ等はご利用されておりませんでしょうか。ご利用の場合、該当アプリの「設定」より他アプリからの発信に対応のチェックを外していただくことで解消するようでございます。
詳細につきましては、該当のアプリ提供元へお問合せ頂きます様お願い致します。
要約すると10分かけ放題とIP電話サービスを併用する場合はIP電話の設定を弄る必要があります。
私は楽天モバイルでスマホを購入して初期プリインストールされていたViber(未設定)しかIP電話サービスがスマホに入っていなかったのでアプリを削除すると通話ができないバグが消えました。
楽天モバイルのMNPの開通手続き
楽天モバイルは申し込むときにMNPの開通手続きを2種類の方法から選べるようになっています。
- 楽天モバイルのSIMカードが自宅に届いてから「楽天モバイル開通受付センター」に電話してMNPの開通手続きを行う。
- 楽天モバイルに申し込んだときMNPの開通手続きを済ませてからSIMカードを送ってもらう。
MNPの開通手続きとは、今まで使っていたスマホの電話番号をキャリアから楽天モバイルに移行する手続きのことです。
私が楽天モバイルに申し込んだときは(2)の「開通手続きを済ませてからSIMカードを送ってもらう」で申し込みました。
これがほんと失敗でした。よく説明を読まずに何となく「電話とかイヤだよ」って気持ちで申し込んだのですが、スマホが使えない不通期間が3日ありました。
楽天モバイルがMNPの開通手続きをしたら当然ですが、今まで使っていたスマホは使えなくなります。その代り楽天から届くSIMカードをスマホに入れて使えるわけですからね。完全に私がアホでした。
(1)の「楽天モバイル開通受付センターに電話してMNPの開通手続きを行う」を選んでいれば、楽天に電話して「いまMNPしてください」と申し込めるのでスマホが使えない不通期間がありません。
ただし、楽天モバイル開通受付センターに電話する時間でMNPの開通手続きが翌日に繰り越される場合があります。
- 午前8:59までに電話した場合→当日の9:00~21:00に切替
- 午前9:00以降に電話した場合→翌日の9:00~21:00に切替
楽天モバイル開通受付センターの受付時間が楽天モバイルに記載されていないので24時間受け付けていると思われます。
そのため夜寝る前にMNPの開通手続きを行えば翌朝9時からスマホが使えるようになっているはずです。
切替時刻が9:00~21:00みたいにアバウトなのは申し込み先着で順次行っていくからでしょうね。
課金開始日
(1)MNPで開通方式を開通受付センター方式にした場合はSIMカードの到着日ではなくMNPを開通させた日が課金開始日になります。
(2)新規申し込み(種別問わず)およびMNPで開通方式を楽天にお任せにした場合はSIMカードが自宅に到着した日が課金開始日となります。
楽天モバイルのデータシェア
データシェアは最大5人までのグループを作ってメンバー全員の前月繰越分の高速通信容量をグループ間で分けあうことができます。
- グループ加入の翌月からデータシェアが開始します。
- グループの掛け持ちはできません。
データシェアのグループメンバーになるには楽天モバイルの通話SIM・データSIM・050データSIMのいずれかの契約者であれば良いので家族や友達同士でも、一人で複数回線でもグループメンバーの一員になってデータシェアをすることができます。
なお、データシェアに参加しているグループメンバーの一人一人にデータシェア利用料として月額100円(税抜)が発生します。
楽天モバイルのデータシェアは前月の繰越分をシェアするのが特徴です。
他社の格安SIMのように大容量をグループ間でシェアするわけではないので個人、個人にきちんとデータ容量がいきわたり、使わなかった分をみんなでシェアできる仕組みだからグループ内で「あなただけ使いすぎだよ」なんて問題は出てきません。
また、楽天モバイルの直近3日間の通信速度制限は2017年3月1日に撤廃したので使える高速通信容量が増えても使用制限がなくなったのでデータシェアがしやすくなりました。
楽天モバイルはhttp経由の画像を通信の最適化している
楽天モバイルはhttpサイトの画像を「通信の最適化」して表示しています。通信の最適化とは利用者に関係なくWEBページの画像を勝手に圧縮して劣化させることでページの読み込みにかかる負荷を減らすことです。
通常よりも高速でWEBページを読み込むことができますが、その反面WEBページ内の画像は粗くなり見にくくなります。
この通信の最適化の問題は利用者に関係なく勝手に画像を圧縮しているところです。通信の最適化のオンオフが出来ればいいのですが、勝手に画像を圧縮して劣化させているので画像を見て楽しむサイトの場合は楽天モバイルだと使いにくいです。
画像を普段気にしていない人の場合だと勝手に画像を圧縮してくれてるのでWEBサイトの表示速度が速くなり、通信速度の遅い時間帯でも多少使いやすいメリットになります。
通信の最適化はhttpサイトだけです。httpsサイトの場合は行われていません。
【2019年6月】楽天モバイルの通信速度
楽天モバイルの通信速度をGoogleと提携しているMeasurement Labを使って計測しています。画像はクリックで拡大できます。
2019年 06月04日(火曜日) アクセスポイント:rmobile.jp
格安SIMは利用者が増えるにつれて通信速度が遅くなります。そのため格安SIM各社は回線の増強を繰り返し行うことで通信速度が遅くならないようにしています。
しかし、一時的に通信速度が遅くなるタイミングで「通信速度が遅い」と悪評が立つことがあります。楽天モバイルなんかは典型的な例ですね。利用者が多いほどこの悪評が立ちやすいです。
いずれは回線の増強で通信速度が速くなるので一時的な実行通信速度よりも自分にあったプランを重視された方が良いのではと思います。
楽天モバイルのテザリング
楽天モバイルはテザリングが無料かつ申し込み不要で利用できます。スマホ側で操作するだけです。ただし、テザリングできるかはスマホ次第です。スマホによってできたり、できなかったりします。基本的にドコモ端末だとできません。SIMフリースマホならできます。
こればかりは楽天モバイルの「動作確認済み端末」で調べるか、実際に試して確認する必要があります。楽天モバイルでセット購入したスマホならSIMフリースマホなので必ずテザリングできます。
テザリングの通信速度
楽天モバイルでテザリングを行うと実際のスマホで出ている通信速度よりも遅くなる傾向があります。そのためスマホで快適に見れるサイトもテザリングしてタブレットやノートパソコンで見ると表示までの速度が遅いです。
ストレスフリーの状態ならテザリングしても待ち時間を耐えれますが、イライラしてるときだと端末をぶん投げたくなります。もし低速通信でテザリングしようものなら修行僧になる必要があります。
私は楽天モバイルでテザリングをおすすめしません。
楽天モバイルの高速・低速切り替え
楽天モバイルは通信速度を「高速通信」と「低速通信」に自分の意志で切り替えることができます。この切り替えの際には「楽天モバイルアプリ」を使います。
通信状態 | データ容量 |
高速通信 | 消費する |
低速通信 | 消費しない |
通信速度を高速通信から低速通信に切り替えることでデータ容量を消費せずにデータ通信することができます。
あまり通信速度を必要としないアプリなどを長時間使用するときに「低速通信」に切り替えておけば、データ容量を消費せずに使えるので賢い使い方となります。
私のWebサイトへの質問で通勤時にインターネットラジオ(radiko)を聞くのでradiko向きの格安SIMを教えてくださいと言われたことがあります。
radikoは1時間で通信容量を25MB~30MBほど消費します。毎日1時間で月当たり900MBも消費します。radikoは低速通信でも十分機能するアプリですから「高速通信」から「低速通信」に切り替えてデータ容量を消費しない機能が非常に役に立ちます。
このように低速通信の使い道はデータ容量を節約することにあります。楽天モバイルは低速通信の通信速度が非常に安定しているので使い勝手も非常に良いです。
低速通信にはバースト転送がある
楽天モバイルは高速・低速切り替えで低速通信を使うと「バースト転送」が自動的に利用できます。楽天モバイルのバースト転送は通信を始めた最初の75KBだけ高速通信になる機能です。
低速だとサイトの読み込みに時間がかかるのでこのバースト転送で低速のストレスを緩和しています。なので実際使ってみると低速でも実用的です。
低速通信のリアルタイムの通信速度をモニタリングしてみると上記画像のような形になります。緑色のグラフが通信速度(下り)を表しており、山なりになっている部分がバースト転送で一時的に高速通信になっている部分です。
バースト転送については私のhuawei製andoroid端末だと[設定>画面>ネットワーク速度を表示]で、ステータスバーに現在の速度を表示できるのでバースト転送による通信速度の上昇がスマホ画面からでもわかります。
低速通信は使い放題
楽天モバイルは低速通信のときにいくらデータ容量を消費しても低速通信からさらに速度制限されることはありません。さらに低速通信はデータ容量が減らないのでデータ容量を節約したいときに役立ちます。
また、契約しているデータ容量(3.1GB)をすべて使い果たしても低速ならそのまま継続してデータ通信を使えます。つまり、楽天モバイルの低速はデータ通信が使い放題です。ネットラジオなど長時間データ通信を使い続けるものでも低速ならデータ容量の心配をする必要がありません。
格安SIMによっては低速通信で366MB以上使うと低速通信のさらに低速通信があります。
楽天モバイルの直近3日間の通信速度制限は撤廃されました
楽天モバイルは2017年3月1日から3.1GB・5GB・10GBの直近3日間の通信速度制限を撤廃しました。
この直近3日間の通信速度制限は、低速通信を使用していても速度制限の対象になっていたため楽天モバイルのレビューでボロクソに酷評されていた機能でした。
私のようにライトユーザーであれば回線を圧迫しない直近3日間の通信速度制限は有利に働く仕様だったのですが、「データシェア」の実装にも伴い直近3日間の通信速度制限が邪魔になったようです。
直近3日間の通信速度制限
変更前 | 変更後 | |
3.1GB | 540MB | 全プラン 制限なし!! |
5GB | 1GB | |
10GB | 1.7GB | |
20GB | 制限なし | |
30GB | 制限なし |
楽天モバイルから直近3日間の通信速度制限が撤廃したことで、契約プランのデータ容量が少なくなったときにお知らせしてくれる機能ができました。
【メンバーズステーション>会員メニュー>登録情報・設定変更>お知らせ設定】の順でデータ容量が少なくなったときの通知設定を変更できます。初期設定では「配信を希望する」になっているので通知がいらない人は通知設定を変更したほうが良いです。
通知方法はご契約情報に登録しているメールアドレスと契約回線のSMS宛に届きます。
楽天モバイルの高速通信容量オプション (リチャージ)
- 追加100MBパック/300円(税別)
- 追加500MBパック/550円(税別)←NEW
- 追加1GBパック/980円(税別)←NEW
直近3日間の通信速度制限が撤廃したことによって高速通信容量をチャージできるオプションも新たに2つ追加されました。
楽天モバイルの低速通信(200kbps)で出来ること
楽天モバイルの低速通信(200kbps)でいろいろなアプリを実際に使ってみて通信速度が200kbpsだととどれぐらい不便なのかを紹介します。ここで紹介するアプリは利用頻度が高いであろうLINEやLINE無料通話、YOUTUBEなどに限定しています。
もう少し幅広いアプリの低速通信の使用感は「楽天モバイルのベーシックプランまとめ」のほうで紹介しています。
LINE
LINEで文字だけ受信する場合は相手側のスマホが送信ボタンを押してから1秒ぐらいでこちら側に表示されます。こちらが文字だけを送信する場合も相手側のLINEにすぐ表示されます。
受信側はLINEを開いたままにしているので既読マークの付く早さで送受信の遅延がないことがわかると思います。スタンプを送信した場合は文字と違って一呼吸おいてから既読が付きます。
でも動画を見てもらうと分かると思いますが、秒数で言うと1秒ぐらい間が空く程度なので、これならリアルタイムで言葉のやり取りが問題なくできます。
私が2台のスマホを使って一人でLINEのやり取りをしました。 そのためレスポンスの速さは目測で確認しています。
LINE無料通話
LINE無料通話はベーシックプランで試さずに通信速度の速い固定回線を使って通信速度がどのくらい必要なのか確認してみました。
確認方法は通信速度をリアルタイム監視するトラフィックモニターを使いながら、PC版LINEを使ってスマホにLINE無料電話をかけました。回線は自宅の固定回線なので超高速です。
そこでわかったことは、5分40秒ほどLINE無料通話で話して通信速度が平均0.054Mbpsだということです。ちなみに通信速度の最大値は目視で0.074Mbpsです。試行回数は多くないので目安の数値になります。
LINE無料通話の平均通信速度と最大通信速度がともに0.1Mbpsにも満たないので、これなら最大0.2Mbpsのベーシックプランでも通信速度に余裕がありますからLINE無料通話は普通に使えます。
楽天モバイルの公式Twitterをフォローしてタイムライン上で見てみました。Twitterは基本的にテキストが中心で文字数も少ないため表示の遅さはまったく気になりませんでした。
検索も「#楽天モバイル」でツイートを探してみましたが、素早く表示されます。ただ、画像や動画は完全に表示されるまで時間がかかる場合があります。
リプライ、ツイートは文字数を限界まで打ち込んで送信してみましたが、スムーズに送信されて完了しました。
Google mapの運転モード
Google mapは運転モードでカーナビとして使っています。設定は交通状況の表示をオンにして航空写真の表示はオフにしています。ただし、5分12秒からは航空写真の表示をオンにしています。動画にモザイクがあるのは住所が表示されているからです。住所を隠しています。
移動手段は車なので現在位置から動いていないときは信号待ちで止まっています。結構、信号が多くて止まる頻度が多いですが、遅延で止まっているわけではありません。
動画を見てもらうと分かりますが、Google mapをカーナビとして使ってみてベーシックプランでも十分使えることがわかりました。
車の移動に合わせて現在位置がきちんと付いてこれますし、周囲の読み込みも車の速さについてこれます。特に不満点は感じることができませんでした。
ただし、地図の表示を航空写真にしたら最初は航空写真のロードに時間がかかって、道は表示されているけど、航空写真は1/3しか表示されていない状態になりました。ちょっとベーシックプランの通信速度だと航空写真の読み込みには時間がかかるようです。
航空写真をすべて表示してしまえば、車の移動に合わせて周りの航空写真も遅延無く表示されるので最初だけベーシックプランのデメリットが顕著にでます。
Yahoo!カーナビ
Yahooカーナビの設定は交通情報をオンにし、施設アイコンはすべてオフにして使っています。
Yahooカーナビ起動後の地図表示はベーシックプランでも早いです。それに車で移動していても地図の読み込みは間に合います。地図表示が一部欠けたりすることもありません。
動画は途中で電話が鳴ったので短編ですが、Yahooカーナビを使っていて特に驚くような不具合があったわけでもなく、 普通にカーナビとして使えます。
動画の2分45秒からは地図の拡大・縮小をしてみました。最初に150mから80mに縮小してみたら2秒ほど一部の地図が欠けて表示されました。
その後は70m、60mと立て続けに縮小してみましたが、すぐに動いて通信速度の遅さを感じませんでした。操作通りに縮小という感じで特に支障がありません。
そのあと120mまで一旦戻し、120mから30mまで一気に縮小したら地図の読み込みに時間がかかりました。拡大差や縮小差が大きいと読み込みに時間がかかるようです。
動画内(開始39秒)でWi-Fiを切り忘れて「Wi-Fi+」により一度接続したことがあるWi-Fiネットワークに自動接続してしまいました。
楽天モバイルWi-Fiを過去に契約していたので、そのときの接続経験から自動接続したようです。
現在は楽天モバイルWi-Fiを解約してWi-Fiパスワードを入力していないので電波は掴んでいるけどWi-Fiは使えていない状態です。紛らわしくなってしまいました。
1分12秒の信号待ちでWi-Fiとの接続が切れます。
YOUTUBE
YOUTUBEは画質を設定することができます。今回、ベーシックプランでは144p、240p、360p、480pのみで検証しています。
YOUTUBEのヘルプでは240pと360pが標準画質となっており、144pは低画質となっています。480pは標準画質と高画質の間の位置付けです。
動画の最初は画質が480pだったためくるくる回るアイコンが高頻度で出ています。144pの画質は動画の1分18秒から3分28秒までです。
144pは画質が悪いですが、ほぼYOUTUBEが止まらずに見れます。ただ、ゲーム中の文字はつぶれて見えません。ゲーム実況は何となく雰囲気がつかめます。
サッカーのような球技だと小さい物体が動いているように見えて非常に見にくいでしょうから144pではラジオ感覚で聴くことになるでしょう。特に最新の家電は高画質が当たり前なので見慣れていない低画質だと違和感を感じると思います。
240pの画質は動画の3分35秒から6分までです。結構な頻度でくるくる回るアイコンが出てきてストレスが溜まります。
途中でスキップできる広告の読み込みがありましたが、読み込みが遅く広告が表示されるまでに10秒ほどかかりました。5秒でスキップできる広告だったのに表示までに10秒かかったから15秒の広告を見た感じです。
360pの画質は動画の6分7秒から9分44秒までです。ほとんどの時間が止まっています。割合でいうなら7:3の割合で7が止まってます。480pは360pでほとんどの時間映像が止まっていたので最後の数十秒程度だけです。
Yahoo!ニュース
(WEB版)Yahoo!ニュースはベーシックプランでも表示が非常に早いです。ニュース内容は文字が1,000文字以下にまとめられており、画像は最初に一枚あるだけですからね。
この程度の容量ならバースト転送の効果ですぐに開くことができます。ただし、広告は「読み込み中」が表示されます。広告は一番最後に読み込まれて表示される仕組みなのでバースト転送の効果が切れてしまい遅れるためです。
radiko.jp for android
radikoは起動時の「地域判定中 放送局の情報を取得しています」のところがちょっと時間がかかります。これは格安simだとドコモの基地局ではなく、スマホのGPSを使って位置情報を取得するからなのでベーシックプランは関係ありません。
ラジオを聞くためのバッファ時間の指定は1分(デフォルト)だと読み込みにかかる時間は3秒ぐらいなので支障なし。バッファ時間が3分だと7秒ぐらい読み込みに時間がかかります。
音質に関してはバッファ時間があるので遅延はありません。また、バッファ1分で実際に長時間ラジオを聞いてみましたが、読み込みに追い付くようなことはありませんでした。